静岡新聞・静岡放送東京支社

 

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最終更新日:2001年12月12日
作 成 日:1999年09月30日


DATA

設計者:丹下健三
所在地:東京都中央区銀座
用途:オフィスビル
延床面積:1493平米
構造:鉄骨鉄筋軽量コンクリート
階数:地下1階、地上12階
竣工:1967年
最寄り駅:新橋
関連サイト:
丹下健三・都市・建築設計研究所
周辺地図


作成者:H.Tanaka
文責・写真:H.Tanaka
東京都インデックス

非常に特徴的な外観ですが、この建物は1968年に竣工してます。当時の丹下の活動の中で注目すべき事に「東京計画1960」などがあり、メタボリズム、及び日本の中心的な建築家の考えで、都市的な考え方というものがこの建物からも彷彿させます。
中心にある丸い円筒がコア部分であり、その周りにくっついているのが事務所スペースというわけです。
代々木体育館では、一本の道に対し周辺に体育館が付随しており、これらの施設が拡張されるときには道を延長させ、そこに・・・という考え方と類似しています。
このコア部分が上にのびることによって、事務所を増やしていくことができる。
もちろんこの考え方は実際にありえないという前提の上でのものですが、丹下は成長に対し対応しうる構成、もしくは概念を非常に強く押し出していたのだと考えられるのです。

結果的にこうした特徴的な物になったわけですが、山手線を介した方向からみると目を引きますね。
樹木というかよくある木の上につけたりする小屋なんかと似ているような形です。

 


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