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浄教寺浄士宗浄教寺は貞安前之町の寺町通東側に位置する。平清盛の長男内大臣重盛ゆかりの寺で、もとは東山の小松谷に重盛が48間の精舎を建て、48体の阿弥陀仏を安置し、48個の灯籠をかがげ灯籠堂と称したのに始まる。以後、東洞院高辻下ルに移り、天正19年当町に移された。現在も本堂に阿弥陀三尊と重盛像を安置される。寺町通の寺はその名のとおり、秀吉の都市改造によって寺ばかりが集められた場所で、以来ここにはずっと残ってきた寺もまだ多くのこる。現在、その寺の存在は繁華な店鋪によってわかりにくくなっているが。観光名所とはちがう京都の街寺として今も存在している。この寺もそうした内のひとつで、境内にはこれといって見るべきものはないが、平重盛之碑が置かれている。延宝6年(1678)刊の「京雀跡追」には、当町に商家があると記され、この京極四条辺りで作られる筆・琵琶が名絃の誉れ高かったとされている。現在、貞安前之町の寺町通は電気屋街だが、まだ茶道具商などの商家が残っている。 浄教寺 Zyoukyo-ji 構造 木造 MAP 所在地 京都市下京区貞安前之町 寺町通に面しています Back0 |