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立本寺暦応4年(1342)に四条大宮に創建。 宗派:日蓮宗。すぐに、山門(延暦寺)の徒に破却。やがて足利義満に再興されるが、再度山門に破却。後、延暦寺の末寺となる。が、天文法華の乱(1536)により山門の襲撃でまたも破却。再興もつかの間、秀吉の命で京極今出川に移され、宝永5年(1708)の大火で現在の地に移った。後水尾天皇の帰依をうけて寺運は栄え、塔頭も20を数えたが、明治維新後は衰え、現在は3塔が残るのみ。朝に行けば、経をあげているのでその雰囲気が増します。ここに残されている建築は文化財に指定されているわけでもなく、特に観るものはないのですが、京都の歴史を感じさせてくれる場所といえるでしょう。ここは境内の一部は児童公園として利用されていますし、境内は比較的広いために周辺に住む子供達の遊場になっています。京都市内の有名な寺院の多くは観光地であるため、こうした周辺住民にとって解放されていないところが多いものですが、観光地としての京都とはまたちがう京都らしさがここにはあるように感じます。 立本寺 Ryuhon-ji 構造 木造 MAP 所在地 京都市上京区一番町 Back 0 |