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2000/04/12 Last renewal 2001/08/12
 仁和寺といえば遅咲きの「御室の桜」として有名で、京都の中でも屈指のサクラの名所。ここ仁和寺のサクラはサトザクラという種類で、背丈の低く花びらが大きい。見頃は4月下旬。
 仁和寺の創建は886年と古く、金堂は国宝、五重塔・観音堂・中門・仁王門・鐘楼・経蔵・御影堂・御影堂中門・九所明神本殿・本坊表門・遼廓亭・飛壽亭は重要文化財、と数多くの貴重な堂塔が残こっています。右の五重塔は徳川家光によって建立されたもの。
 国宝の金堂は寛永年間(1624〜43)に徳川家光によって皇居の旧紫宸殿を移築したもので、この紫宸殿は近世紫宸殿の特色をよく示し、紫宸殿を移築した貴重な遺構で、唯一のもの。その金堂の西には御影堂があり、慶長年間(1596〜1615)造営の清涼殿を移築した住宅風の建築。仁和寺とはこうした戦国〜江戸初期における公家住宅が、当時まま残る重要な寺院なので、サクラだけではなくそうした建築も一見する価値はあるでしょう。
 仁和寺庭園  元禄3年(1690)の作庭の池泉回遊式庭園。大正年間に改修されいるため、作庭当初の遺構は滝組部分に残るのみとのこと。庭園内にある茶室遼廓亭は、尾形光琳の庭内から移築したものと言われています。


仁和寺 
Ninna-ji
用途 寺院 庭園
仁和寺庭園 9:00〜16:30/一般400円小中学生250円
 
MAP
所在地 京都市右京区御室大内

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