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下京区恵美須之町、寺町通の東側に位置する。天禄三年(972)空也上人の開基とされ。当初は綿小路西洞院(現中京区空也町)にあった。当事は天台宗に属していたが、現在は浄土宗。天正19年(1591)豊臣秀吉の命令により、現在地に移転(山州名跡志)。天明8年(1788)の大火で焼亡。再運されたが、更に嘉永三年(1850)四月に近辺の火災により延焼し、以後、仮堂のままであったが、明治37年(1904)に本堂を再建し現在に至る。この寺町通は京都で一番の電器屋街のため通りには看板が目立つ、秀吉の都市改造以来ここにずっと残ってきた寺もまだ多くのこるが、その存在は繁華な店鋪によってあまりわからない。しかし、観光名所ではないものの京都の街寺として今も存在している。この寺もそうした内のひとつ。境内にはこれといって見るべきものはないが、京都の歴史を感じさせてくれる。 空也寺 Kuya-dera 建設 明治37年の再建 構造 木造 MAP 所在地 京都市下京区恵美須之町 Back0 |