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伏見港の閘門(運輸船のゲート)。水位が違う運河に水門を使って船を往来させていたのもです。設計者の名前など詳しいことは解りませんが、水門には昭和24年と記されていました。現在、全く使われていませんが、どうやら保存するつもりはあるようです。ここ伏見港の水門は、一般の観光ガイドや建築ガイドにほとんど載せられていないのですが、他の景勝地と比べても引けをとらないところだと個人的には思っているところです。周辺の環境を含め、すばらしい景色がそこにはあからです。この水門が面している宇治川は、京都市内に流れる川のなかでも自然が多く残されているところでもありますね。河川敷はほとんど整備されておらず、そこがまたよかったりするんです。この対岸一面には自生する茅で埋めつくされていますから、秋の景観は格別ですよ。秋の京都といえば寺院の紅葉が思い付くでしょうが、こういった場所もまた違う趣だあっていいものです。何度となくこの場所へきた中、近代建築の出版に際しての取材でこの水門を見にきたという人と出会いました。全国の知られていない名建築を取材して廻っているらしく、ここをその対象するか検討するために来たと言ってました。聞くと評価のほうは良好だでしたから、これは本に載せることになるかもとのこと。もしかするとどこかの本か雑誌に載っているかもしれませんね。画像には、水門近くの河川敷から東の方を写した写真がありますが、日本というよりヨーロッパ?の風景にも見えますね。一面に広がるのは黄金色の茅。宇治川(11月末頃の朝7時半頃) 伏見港 三栖閘門 Fushimi-ko misukoumon 工期 昭和24年(水門) 用途 資料館(運輸船ゲート) MAP 所在地 京都市伏見区福地町 Back0 |