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グエル公園 Parque Guellバルセロナにおける庭園都市計画として建設された公園。スペイン貴族のエウセビオ・グエル伯爵の構想によりガウディが設計を行った。このグエル公園は世界最初の田園都市計画ともいわれ、販売目的の分譲地区でもあった。しかし60区画のうち売れたのはわずか2つだけで、そのひとつはガウディ自身の購入によるものである。建設期間は1900〜1914年で、1922年には市の所有になった。この庭園都市はマンポステリーアの壁で取り囲まれ、7個所に入り口が設けられたものであるが、ガウディは過度の切り崩しや盛り土を避けるため、列柱の上に陸橋を作る方法を考案し、地形には変化を加えることを避けている。グエル公園の主要構造材料はマンポステリーア外壁 煉瓦及び粗石柱 セラミック が使用されている。建設に関する材料のモメには気硬性石灰 水硬性石灰 ヘローナとサン・ホアンの早強セメント 緩結性セメント 石膏プラスター アイルランド製ポルトランドセメント 小型煉瓦 化粧タイル 無釉煉瓦 海の砂 粗石 カン・ベラスの切石 等が記録されていた。計画では1区画が1200〜1400平米で全体で60区画となり、建蔽率を最高で16%としていた。つまり敷地の1/6として規定していたことになり、床面責では200〜240平米となる。 グエル公園 Parque Guell 設計 アントニオ・ガウディ Antonio Gaudi 用途 公園 元分譲住宅造成地 工期 1900〜1914 所在地 スペイン バルセロナ Barcelona, Spain Back0 |