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ブラーク地下鉄駅 Blaak Subway Station現在ロッテルダムのオールドハーバー開発地区に作られた地下鉄駅です。この地域はキューブハウスにみられるように構造主義的建築群が一帯に作られ、異常に角張ったかなり違和感のある町並みを形成しています。そのせいかこの駅は円を多様する傾向にあり、町並みの角構成に対し曲線の構成といった具合です。 駅の地上部はスペースフレームで作られた円形のモニメント?がありますが、これは全く違う要素のために、良くも悪くもあるとはいえ構造主義的建築群としての並みを壊してしまっているように感じます。地下鉄の出入り口にはトラムの乗降場がありますが、パリのラ・ビレット公園にある長い波打つような屋根と同じような構造です。波打つ屋根とキューブハウスの対比はお互いを協調しあっていて、おもしろい視覚的な関係をつくり出してるように思いました。地下鉄のホームには天井に丸い照明装置が作られています。地上は角が主体ですから、地上は丸主体ということですね。単純でわかりやすい形体デザインの街といったところでしょうか。 現在はロッテルダムの都市開発で、最も活発と言われるのはコプ・ファン・ゼイト地区でなのすが、この地区にあるヴェルヘルミナプレイン地下鉄駅にも天井に丸い開口部があります。ですがこちらは照明装置でなく構造的側面を持つデザインのようです。 ブラーク地下鉄駅 Blaak Subway Station ハリー.C.H.レインダース Harry.C.H.Reijnders 建設 1993年 用途 地下鉄駅 所在地 オランダ ロッテルダム Netherlands, Rotterdam Back0 |