毎年ヨーロッパでは欧州文化首都として、EC内の1都市を首都と選出し、その地方の文化や伝統をを広く公開しています。今年
欧州文化首都に選ばれたのはベルギーの水の都ブルージュです。
12〜13世紀には西ヨーロッパ最大の貿易港でありながら、15世紀には水路を絶たれ孤立状態になったブルージュ。しかし結果
その残されたままの姿を今日見ることができます。
そんな中世をそのまま残すブルージュの旧市街ブルク広場に、欧州文化首都の事業の1つとして伊東豊雄氏のパビリオンが建築
されました。
ブルージュの旧市街の中心地ブルグ広場に突然現れたパビリ オン。街の雰囲気とは全然あってない感じですが、何故かこの 中を通りたくなる衝動にかられてしまいます。 |
人工的に作られた池の上にかけられた橋。 蜂の巣のような網目状で覆われたアーチ。 この網目はブルージュの特産品であるレ ースを表します。 |
水の上に作られた橋、これはブルージュそ のものを現しています。BRUGGEとはもとも と「橋」の意味。運河に囲まれたブルージュ には50以上の橋があると言われています。 中を通って歩いてみると、なんとも言えない 浮遊感に襲われます。まるで水の上を歩い ているような…。 ブルージュにできた1番新しい橋はブルージ ュの過去と未来をつなぐのかもしれません。 |