MIHO MUSEUM
| ホーム | インデックス | 掲示板 | リンク | このサイトについて | 参加のご案内 | 最寄の地図

DATA


MIHO MUSEUM
(ミホ・ミュージアム)

施主 神慈秀明会
設計 I..M.Pei-Architect
        (イオ・ミン・ペイ-アーキテクト)
    紀萌館設計室
構造 Leslie E.Robertson
    Associates
   
施工 清水建設
    
敷地面積 1,002,000500m2
建築面積 9,240,978500m2
延床面積 20,780,587500m2

所在地 滋賀県甲賀郡信楽町大字
     田代字桃谷 

用途 美術館
構造 鉄筋コンクリート造
    橋梁は鋼管+鋳鋼による立体
    トラス

工期T 1994.4〜1996.8
設計期間 1992.10〜1994.3

工事費
建築 16,250,000,000円
空調  2,750,000,000円
衛生  1,200,000,000円
電気  2,300,000,000円
土木(トンネル・外構)
.     2,500,000,000円
総工費
    25,000,000,000円

工期U 1996.8〜1997.10
設計期間 1996.1〜1996.10
(実施設計)
工事費
トンネル+オープン道路
     1,500,000,000円
橋梁  1,500,000,000円
植栽   400,000,000円
電気  1,165,000,000円(仕上込)

総工費
     4,565,000,000円

交通アクセス(MIHO MUSEUMのH.Pへのリンク)



見学日時:1999年8月20日ころ午前
ページ作成日:
1999年10月5日

最終更新日:2000年4月7日

ページの作成者:
T.Nakajima

個人ページのご案内:

TA2O'S HOME
MIHO MUSEUM/ミホ美術館

イオ・ミン・ペイ氏の設計

 ルーブル美術館グラン・ピラミッドは賛否両論の末、大統領の裁量でゴー・サインが出て、1989年に完成。それ以来、世界中のたくさんの観光客から人気を得たあのルーブルの新しい入口は米国建築家のイオ・ミン・ペイ氏設計です。グラン・ピラミッドは、地下のエントランス・ロビーに豊富な自然光を導入しているわけですが、ここミホ・ミュージアムでも同様です。建物容積の80%が地中に埋没していますが、スカイライトから自然光が差し込み、ライムストーンの壁面がすっきりとした温かみと適度な緊張の緩和を与えてくれます。

駐車場からすぐにこのようなエントランス(レセプション棟)があります。



写真2

 これがそのエントランスの中です。ここの写真は撮り忘れてしまったので美術館のパンフレットに載っていたものを貼りつけました。入場券はここで手に入れます。他にここにはインフォメーション、レストラン・カフェ、ミュージアムショップ、クロークなどがあります。
 チケットを手に入れた後は写真1に戻って電気自動車を待ちます。電気自動車は人の歩くくらいのスピードでエントランス棟と美術館棟を往復しています。もちろん歩いて行っても結構です。僕は行きは歩いて行きました。



写真3,写真4,写真5

 トンネルを抜け、橋を渡って美術棟へ。この橋、トンネルが我々のすむ世界とは違う、別世界へといざないます。すなわち Shangri-La 【シャングリラ】であります。これはいわば桃源郷って意味で、MIHO MUSEUM通信の名前にもなっています。
 いろんな意味でI..M.ペイ氏の思いのこもっていそうなこの橋ですが、構造はレスリー・ロバートソンさんです。ワールドトレードセンターから中国銀行香港支店ビルまで、新時代を切り開いてきたこの構造家はI.M.ペイ氏のシナリオを完全に理解していました。
 専門的にはこの橋の構造は「逆斜単経間三角形立体トラス」というそうです。雑誌「新建築」によりますと、トンネル坑口とプラザ躯体を両端のアンカー部とし、橋下のキングポストと称される支柱をもち上げるような、視覚的にも単純明快な構造システムだとのこと。

 

写真6、写真7

 美術棟はこんな感じです。なかなか気持ちが良いでしょう?もちろん、展示室はこんなに明るくはないですよ。展示室内を写真に撮ろうとするとどうしても美術品まで撮ってしまうので(美術品は撮影禁止)、ここでは公開できません。

北館 
日本美術主体(古陶、仏教美術、大和絵、書、漆工、茶道美術、近世の装飾美術、乾山、)
南館
エジプト、西アジア、ギリシア、ローマ、南アジア、中国、ペルシアに及ぶ

          参考・資料 「新建築」96年9月号 ミホ・ミュージアム「美術館のご利用案内」



写真8、写真9
 
(おまけ)

僕は建物の印象の中でトイレというのは実はけっこう重要じゃないかと思っています。そこで気になる、ミホ・ミュージアムの「泉」を載せておきますね。

滋賀県インデックスに戻る

(C) Copyright 1998 FORES MUNDI 2000 All Rights Reserved