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DATA
設計：磯崎新/磯崎新アトリエ 最寄の地図
作成日：1999年 12月
09日 最終更新日：1999年 12月 09日 作成者：masanori |
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 南側道路からのファサード。 何とも大胆な空間構成です。こちら側は市民に開かれた開放的な意味あいを持たせていると理解できますが、警察というある種独特な雰囲気をも確かににじみでているような気もします。
 北側の閉鎖的で暗いイメージの感がする強固な面を、思いっきり露出させています。
 左の開放的な空間と右の閉鎖的な空間との明快な分割が見てとれます。
 一般市民が出入りする多柱式のピロティー。空間的には開放性を与えているようですが、高い天井と規則正しく配置された柱による空間は、やはりどこか権力的で威圧的な臭いがしないでもない。個人的にはこの柱、不規則な配置にして欲しかった。そうすれば威圧感はかなり無くなったのではないかと。
 透明なガラスに囲まれたロビーには、あの高い柱が連続して内部に引き込まれています。柱の連続性とガラスの透明性により外部との繋がり、関連性を意識しているものと思われます。さらに外壁の市松模様の部分で徐々に閉鎖性を増しながら、北側部分の完全なる閉鎖性に完結するという全体の流れをつくっていると思われます。
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